仕事人生の後半でもある50代。
サラリーマンならもうひと頑張りの頃、
会社員として必要とされないなか、
60代で人生を好転させる人もいる。
同じ50代でも会社員として働いて、
退職金をもらい定年を迎える人と、
どういった違いがあるのでしょう。
55歳からでも元気があれば人生は変えられる
ここではある成功例を紹介します。
◆会社員なら副業でやろうとする所、やむをえず本業にした……森田 勝さん(仮名・62歳)/自営業年収0円→500万円
連日続く就活。
ハローワークで仕事を探しをしていた
当時55歳の森田さんは、
心身ともに落ち込んでいる様子でした。
「これだけ探しても職が見つからないなら、自分でやらないともうダメだ!」
独身で一人暮らしの森田さん。
就活を止めて副業を始めたら、
本当になんとかなってしまったそうです。
それでも一年くらいは全く稼げず、
素人が自分で稼ごうとすると、
難しいとも言っていました。
どんな仕事をしているのか聞くと、
ホームページを作って広告を載せたり、
商品を紹介するアフィリエイトですね。
ホームページ作りを始める
「本格的に気合を入れて始めたのが、60歳を過ぎて貯金がゼロになった時です。情けないやらで必死に取り組んでいたら、毎月少しずつ稼げてきたので、出来そうな気がして続けました。もっと早く始めていれば良かったと思いましたね」
そんな生活を変えたのは、
61歳の時の年金受給だったという。
61歳の年金受給で安心感を得られた
「副業ではそんなに稼げないので、年金も繰り上げて受給しました。本来なら65歳から受給するといいのですが、暮らせないので致し方ありませんね。副業の収入と合わせると、月11万円くらいになりました」
なんとか暮らしていけたそうです。
62歳ホームページ作りで自営業を始める
「62歳で無職というわけにもいかず、個人事業主の開業届を出して、自営業を始めました」
やはり年金だけでは暮らせないようです。
人間必死になるとお金は稼げるのかも……
「ホームページを作りを始めて、40万円を超えました。うち40万円近くが利益です。自分のペースで働けるし、月収は激増。とても楽な生活になりましたね」
40万円が利益?というのは…。
「毎月ネット接続料とかプロバイダー料金を払って、サーバー代とドメイン代ぐらいしかかからず、経費は1万円位で済んでしまいますから、売り上げが利益みたいな感じです。この程度の売り上げでも十分ですね」
この仕事を始めるにあたっても、
パソコンはあったし、
ホームページ作成ソフトを
2万円ほどで購入して、
リスクなく始められたと言っています。
「まったくリスクなく始められたし、インターネット環境があったことは、ラッキーでした」
「年金もあるし、合わせると年間500万円くらいになるので、あの時就職できなくて良かったのかもしれません。人生なんて何が幸いするかわかりませんね」
人間万事塞翁が馬を知る
あの時就職できなかった理由を考えると、
55歳になって特技も資格もなかったことが、
幸いしたと語る森田さん。
現在は貯金しながらの生活のようです。
「ネットの仕事だから、いつ売り上げが無くなるか分からないし、仕事を続けてはいるものの、正直先は分かりません。出来るだけ老後のために貯金をしておこうと思っています。それでも、好きなことを仕事にしているので気持ち的には楽です。今はページを手直しするくらいで暇なので、数年先を見据えてブログも書いています」
ネットでお金は稼げても、
心配は尽きないようです……。
(編集後記)
先が見えないまま副業での生活。
一年程でお金が稼げるようになったという、
アフィリエイトもやり方次第では、
お金を稼ぐことも出来るのかもしれません。
そこには再就職できないという状況で、
必死に取り組んだという所に、
成功のカギがあったような気がします。
10/25(月)17:00配信より
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