70代からの生き方:10年間に起こる身体の変化
70代になると、いよいよ健康寿命が気になってきます。健康寿命を調べてみると、男性:72.57年、女性:75.45年のようです。
60代からの10年間と、70代からの10年間では、身体の変化の現れ方に大きな違いがあります。60代は個人差が大きいものの、多くの場合、体力の変化は緩やかです。
しかし、70代からの10年間は、加齢による影響が顕著に現れやすく、個人差も大きくなります。
70代からの10年間で起こりうる身体の変化を事前に知り、適切な対策を講じる生き方が、健康な70代を過ごすために非常に重要です。
何も対策をしない場合と比べ、生活の質や健康寿命に大きな差が生まれる可能性があります。
そこで、70代からの生き方を考えながら、10年間で起こりやすい変化をいくつか見ていきましょう。
70代からの身体機能の低下は見逃せない
筋力・筋肉量の低下
握力の低下、歩行速度の低下、疲れやすさなどが現れます。これにより、日常生活動作が低下し、転倒のリスクも高まります。
骨密度の低下
骨粗鬆症のリスクが高まり、骨折しやすくなります。
関節の柔軟性低下: 関節の痛みや可動域の制限が生じ、日常生活に支障をきたすことがあります。
心肺機能の低下
息切れしやすくなる、疲れやすくなるなどの症状が現れます。
視力・聴力の低下
日常生活に支障をきたすことがあります。
消化機能の低下
食欲不振、便秘などが起こりやすくなります。
70代からの外見の変化はどうなる
身長の低下: 背骨の圧迫骨折や椎間板の変性などにより、身長が縮むことがあります。
姿勢の変化: 背中が丸くなる(円背)などが起こりやすくなります。
皮膚の変化: しわ、しみ、たるみなどが目立つようになります。
その他の変化
複数の病気を抱えやすい: 高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患など、複数の慢性疾患を抱えるリスクが高まります。
認知機能の低下: 記憶力、判断力などが低下することがあります。
環境への適応力低下: 暑さや寒さに対する抵抗力が弱まり、体温調節が難しくなることがあります。
これらの変化は個人差が大きく、すべての人に同じように現れるわけではないようです。しかし、70代以降はこれらの変化が複合的に現れやすく、日常生活に大きな影響を与える可能性があることを忘れてはいけません。
70代からの10年間を健やかに過ごすための生き方
栄養不足にならないように、バランスの取れた食事を心がけ、カルシウム、ビタミンD、タンパク質などを積極的に摂取する。塩分や糖分の摂りすぎに注意する。
さらに、筋力維持のための運動、柔軟性を保つためのストレッチ、心肺機能を維持するための有酸素運動などをバランスよく行うことです。
定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療につながります。
精神的な健康の維持のためにも社会参加することです。人との交流を持つことは、心身の健康維持に役立ちます。
70歳からの心肺機能を維持するための有酸素運動
70歳を過ぎても、心肺機能を維持することは、健康でいきいきとした生活を送る上で非常に重要です。
有酸素運動は、心肺機能の向上だけでなく、体力増強、ストレス軽減、生活習慣病予防など、多くのメリットをもたらします。
なぜ70歳からでも運動が必要なの?
年齢とともに心肺機能は低下しますが、運動を続けることで心肺機能の低下を防ぎ、その速度を遅らせることができます。
日常生活の動作が楽になり、体力も向上し活動範囲が広がるでしょう。
さらに、生活習慣病と言われる高血圧、糖尿病、脂質異常症などのリスクを減らし、予防することができます。
病気に対する抵抗力を高め、健康な体を維持するとともに、ストレス軽減や気分転換にもなます。
70歳におすすめの有酸素運動
ウォーキングなら体への負担が少なく、場所を選ばず、初心者でも安心して、いつでもどこでも手軽に始められます。
自然を感じながら公園や河川敷などを散歩することで、運動にもなってリフレッシュ効果も期待できます。
70代からの生き方まとめ
70代で起こる外見の変化、身体機能の低下といった変化が分かったでしょうか?
70代を生きるにあたって、「自分の体にどういう変化が起きるのか」を知っているのと知らないのとでは、日常の生活意識も変わります。
健康的な生活習慣を維持することができれば、70代からの10年間をより健やかに過ごせる可能性を高めることができると思うのです。
70歳からのブログが始まった!70代年金生活しながらブログを書く
ビッグ友老後100まで!ホームへ戻る