70歳、今も消えない「ご苦労様です」の記憶:言葉の使い分けに悩む

ご苦労様です」という言葉に、忘れられない思い出があります。高校時代のアルバイト経験がきっかけで、この言葉が嫌いになってしまいました。
70歳になった今でも、「お疲れ様です」しか使えません。同じように言葉遣いで悩む方は多いのでしょうか?

忘れられない「ご苦労様です」事件

高校時代、私はアルバイトをしていました。ある日、責任者の方が作業場を回ってきた時、一緒にアルバイトをしていた人が責任者の方に「ご苦労様です」と言いました。

すると、責任者の方は「ご苦労様ですとは何だ!」と怒鳴り、「ご苦労様は目上の人が目下の者に対して使う言葉だぞ!」と注意したのです。

「ご苦労様です」を使ってしまうのは、必ずしも悪意があるわけではありません。むしろ、相手に感謝の気持ちを伝えたいという気持ちから出た言葉である可能性が高いと思います。

10代の頃は、「ご苦労様です」という言葉を日常的に使うことは少ないでしょうが、この出来事があり、「ご苦労様です」という言葉は目上の人に使ってはいけないと学びました。

それからは「お疲れ様です」を使うようにしましたが、「ご苦労様です」という言葉を聞くと、あの時の光景が蘇り、今でもドキッとします。

言葉遣いで悩む人は多い?

私のように、言葉遣いで悩む人は多いのでしょうか?特に、「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の使い分けは、多くの人が一度は悩むテーマだと思います。

「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の使い分け

「ご苦労様です」と「お疲れ様です」は、どちらも相手の労をねぎらう言葉ですが、使う相手や状況によって使い分けが必要です。

ご苦労様です
仕事や作業を終えた人に対して、その労をねぎらう言葉です。基本的には目上の人から目下の人に対して使います。

お疲れ様です
仕事や作業を終えた人に対して、心身の疲れをねぎらう言葉です。目上・目下関係なく、誰に対しても使えます。

一般的には、目上から目下には「ご苦労様です」、目下から目上には「お疲れ様です」を使うのが適切とされています。

同僚や部下に対しては、どちらの言葉を使っても構いませんが、「お疲れ様です」を使う方がより丁寧な印象を与えます。

なぜ「ご苦労様です」は目上の人に失礼なのか?

「ご苦労様です」を目上の人に使うのが失礼にあたるという考え方には、いくつかの理由があります。

上から目線
「ご苦労様」という言葉には、相手の労をねぎらう意味合いの他に、上から目線で評価するようなニュアンスが含まれていると解釈されることがあります。

歴史的背景
「ご苦労様」という言葉は、もともと貴族や武士などが家臣に対して使っていた言葉であり、現代では目上の人から目下の人に対して使うのが一般的となっています。

状況に応じた使い分けを
「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の使い分けは、相手との関係性や状況によって異なります。迷った場合は、「お疲れ様です」を使う方が無難でしょう。

 

まとめ

「ご苦労様です」という言葉に苦手意識を持つ方は、私以外にもいるかもしれません。言葉の使い分けは難しいものですが、相手への配慮と思いやりを持って接することが大切です。

年齢を重ねても、言葉遣いについて悩み、考えることは大切なことだと思います。これからも「お疲れ様です」を大切に使いながら、周りの人たちと良いコミュニケーションを築いていきたいと思っています。

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