実は人体に危険だった“家庭ごみ”
除湿剤の容器にたまった水は危険な液体だった!
今回紹介する危険なごみとは除湿剤で、その捨て方についてです。。
「除湿剤の容器にたまった水は、必ず台所や洗面台などで流してください。
その時、成分がシンクに残らないように多量の水と一緒に排水口に流してください。
もし触ったらちゃんと洗ってください!
この除湿剤の容器にたまった水の中には塩化カルシウムという成分が含まれていて、やけどのような炎症を起こすそうです。
除湿剤の容器にたまった水ただの水じゃない
除湿剤の容器にたまった水を、そのままゴミとして出してしまうと、清掃員の身に危険が及ぶというので、注意してください。
ゴミ清掃員としても活動しているお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんの話によると「先日、知り合いの清掃員が腕に掛かって救急車で運ばれました」と実際の事例を明かしています。
私もこの話を聞くまでは、溜まってるのはただの水だと思ってました!
私は除湿剤を使ってないということもあって、知らなかったとは言え「除湿剤の容器にたまった水は危険な液体だった」のですね。
まさか水でやけどのような状態になるなんて知りませんでした。
除湿剤の容器にたまった水は危険です
除湿剤の容器にたまった水は、一見水のように見えますが、実は塩化カルシウムの水溶液であり、水とは異なる性質を持っています。そのため、安易な取り扱いには注意が必要です。
危険性
皮膚や目への刺激
塩化カルシウムは、皮膚や目に触れると炎症を起こす可能性があります。
誤飲した場合
大量に誤飲すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
環境への影響
塩化カルシウムは、土壌や水質に悪影響を与える可能性があります。
除湿剤の容器にたまった水の正しい捨て方
使い終わった除湿剤の正しい捨て方は、以下の通りです。
水で薄める: たまった液体を大量の水で薄めます。
排水口に流す: 薄めた液体を、水道の水を流し続けながら排水口に流します。
金属部分への注意: 金属部分に長時間付着すると、サビの原因となるため、大量の水と一緒に流すようにしましょう。
注意点
- 塩化カルシウムは植物に悪影響を与えるため、庭に撒くことは避けてください。
- 使い終わった除湿剤は、再利用できません。
- 子供が誤って触れたり飲んだりしないよう、注意が必要です。
除湿剤の容器にたまった水は、一見無害に見えますが、実は危険な物質を含んでいます。正しい捨て方を守り、安全に取り扱いましょう。
乾燥剤は何ゴミ?
自治体によって異なりますが、乾燥剤は基本的に燃えるゴミとして処理できます。
ただし、一部の自治体では不燃ゴミに指定しているため、お住まいの市区町村のゴミ分別ガイドブックでルールを確認してください。
日本全国家庭ごみの出し方
【関連サイト情報】
メーカーのサイトを見ると、除湿剤の捨て方や除湿剤を捨てるときの注意点が書いてありました。
除湿剤の捨て方
容器の中にたまった液体は塩化カルシウムの水溶液です。処分するときは、容器の上部の白いシートをハサミで切り取り、水を流しながら排水口に流してください。成分が残るとサビの原因になりますので、液体を流した洗面台やハサミなどはしっかり水洗いしておきましょう。中身を捨てたらお住まいの地域のゴミ捨て規則に従って捨ててください。
除湿剤を捨てるときの注意点
除湿剤を安全に捨てるために知っておきたい3つの注意点をご紹介いたします。
皮膚につかないように流す
タンクタイプやパックタイプの除湿剤にたまる液体は、アルカリ性の塩化カルシウム水溶液です。排水として捨てるときは、皮膚につかないように注意して流しましょう。成分が残らないように水でよく流す
除湿剤の容器にたまった液体を捨てるときは、多量の水と一緒に流してください。捨て終わったらシンクや洗面台に成分が残らないよう、しっかりと水で流しておきましょう。金属に液が付いたままにしておくとサビの原因になります。除湿剤の上部を切り取るときに使用したハサミも水で洗い流しておきましょう。植物の水やりに使わない
除湿剤にたまった液体は、植物や植木の水やりには使えません。除草剤として使う方もいるようですが、塩分濃度が高く雑草以外の植物も育たなくなる可能性があるため、使わないことをおすすめします。
(出典元:エステーの除湿剤 お役立ち情報【除湿剤の捨て方】より抜粋紹介)
塩化カルシウムとは
塩化カルシウムとは、カルシウムと塩素からなる化合物です。無色の結晶状の物質で、水に非常に溶けやすいという性質を持っています。
塩化カルシウムの主な性質
吸湿性・潮解性: 周囲の水分を吸収しやすく、空気中に放置すると液体状になる性質があります。
水への溶解性: 水に非常に溶けやすく、溶けるときに熱を発生します。
無臭: 特に強い臭いはありません。
塩化カルシウムの用途
塩化カルシウムのこれらの性質を活かして、様々な分野で利用されています。
乾燥剤
吸湿性を利用して、乾燥剤として使われます。シリカゲルなどと共に、食品や工業製品の乾燥に用いられます。
除湿剤
除湿剤の成分としても使用されます。
道路の凍結防止・融雪剤
水と混ざると温度が下がる性質を利用して、冬場の道路の凍結防止や融雪剤として使われます。
食品添加物
豆腐の凝固剤や、ビールの製造など、食品の製造にも利用されます。
建設資材
コンクリートの強度を高めるために添加されることもあります。
除湿剤と食品添加物に使われる塩化カルシウムの違い
除湿剤の塩化カルシウム
- 大量の塩化カルシウム: 除湿剤には、大量の塩化カルシウムが含まれています。
- 直接触れる可能性: 除湿剤を誤って触ったり、中身を口に入れてしまうと、皮膚や粘膜を刺激する可能性があります。
- 大量の摂取: 大量の塩化カルシウムを摂取すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
豆腐の塩化カルシウム
- 微量の塩化カルシウム: 豆腐の凝固剤として使用される塩化カルシウムの量は非常に微量です。
- 加熱処理: 豆腐を作る過程で加熱処理が行われるため、塩化カルシウムが食品中に残留する量はさらに少なくなります。
- 食品添加物としての認可: 食品添加物として使用が認められているため、安全性について国が定めた基準を満たしています。
塩化カルシウムを取り扱う際の注意点
塩化カルシウムの水溶液はアルカリ性のため、皮膚や目につくと刺激を感じることがあります。
誤って口に入れてしまうと、健康被害を引き起こす可能性があります。
大量に自然環境に放出されると、生態系に悪影響を与える可能性があります。
まとめ
塩化カルシウムは、私たちの身の回りで様々な場面で使われている身近な物質です。
その吸湿性や溶解熱といった性質が、様々な用途を生み出しています。
しかし、取り扱う際には、その性質を理解し、安全に扱うように注意が必要です。
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