年金を4年繰上げ、10年で285万円損したけれど……

「年金の繰上げ受給は損をする」
世間ではそう言われますし、数字で見れば確かにその通りです。
私の口座に振り込まれた年金は2ヶ月分で199,777円。
現在の受給額(19.2%減) 約 99,889円
繰上げしなかった場合の受給額 約 123,625円
もし繰上げをしていなかったら、毎月約23,736円多く受け取れていた計算になります。
本来なら月12.3万円もらえるはずが、約9.9万円になっています。この10年で、本来もらえるはずだった金額より約285万円も少なくなっている計算です。
しかし、70歳になった今の私は、あの時の決断を一度も後悔したことがありません。
61歳、無職の崖っぷちで見つけた「軍資金」
60歳で完全に無職になった時、目の前にあったのは「無収入」という冷たい現実でした。
65歳まで待てば満額もらえる。でも、その5年間をただ不安の中で耐え忍ぶのか? 私は、あえて「減額」を受け入れ、61歳から受給する道を選びました。
61歳から65歳までの4年間、本来なら1円も入ってこない時期に合計で約480万円(月約10万円 × 48ヶ月)を先に受け取っています。この資金があったからこそ、生活の基盤を整えることができました。
先に受け取った総額約480万円の先取。それは単なる生活費ではなく、私にとって「人生を立て直すための修行期間」を買うための軍資金でした。
「どこでも働けるスキル」という一生の財産
もしあの時、年金という後ろ盾がなかったら、私は目先の生活費のために、無理をして身体を壊すような働き方を選んでいたかもしれません。
しかし、わずかでも毎月決まった額が入ってくる安心感があったからこそ、私は「パソコンを使った働き方」を独学する時間に専念できました。
最初は全く分からない状態でしたが、必死にスキルを磨き、家で在宅ワークとして仕事を出来るようになりました。この「どこでも働ける」という自信が、将来への不安を消し去ってくれたのです。
70歳、点と線が繋がった
10年前に必死で覚えたネットスキルは、今、YouTubeという新しい趣味と実益の世界で花開いています。
YouTube「のんびりこもちゃんねる」はこちらです。
私の年金の場合81歳が損益分岐点となるようなので、それ以降は受取総額で「損」に転じるでしょう。
でも、60代という貴重な10年間を、不安ではなく「挑戦」に充てられた価値は、減額という数字では測れないものだと確信しています。
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