月10万円で暮らせる自分を知ったら老後の不安が消える

「老後資金は2000万円必要」「物価高で年金だけでは暮らせない」――。
テレビを付けてもネットニュースを見ても、毎日のようにお金にまつわる不安が煽られています。
「一体、いくら貯めれば安心できるのだろう」
50代のころは将来への漠然とした不安があった
50代のころの私も、ご多分に漏れずそんな将来への漠然とした不安を抱えていました。しかし、70代を迎えた今の私は、はっきりとこう断言できます。
「お金に対する不安は、もうほとんどありません」
そう言うと、「よほど大きな資産を築いたのだろう」と思われるかもしれません。
しかし、理由は全く違います。私が不安から解放されたのは、たくさんのお金を持ったからではなく、「自分がいくらあれば生きていけるのか」という本当の輪郭を知ったからでした。
「年金だけで暮らせますか?」私の答え
今でも同世代の知人や友人から「年金だけで暮らせる?」と言う話になることがあります。私の答えはいつも決まっています。
「年金だけじゃ暮らせないけど、あまり心配していないよ。足りなければ、その分をちょっと稼げばいいだけだからね」
そう、解決策は至ってシンプル。稼ぐ以外に手立てはないのだから、悩むだけ時間の無駄だと気づいたのです。
私がそう思えるようになった原点は、61歳で年金をもらい始めた時に、一度自分の生活費を徹底的に洗い出してみたことにあります。
実際に電卓を叩いて計算してみると、驚くべき事実が見えてきました。
私の場合一人暮らし、ひと月の生活費は「10万円」あれば十分に暮らしていけるということだったのです。
家賃: 42,000円
食費: 約30,000円
その他: 水道光熱費、通信費など
これらを合わせても、月10万円あればなんとか形になります。
「な何だ、月10万円あれば、この先お金に困って野垂れ死ぬことはないじゃないか」
その事実が腑に落ちた瞬間、胸につかえていた重い塊が、スーッと消えていくのを感じました。
自分自身の「最低限度の生活ライン」を知る強さ
人生を必要以上に重く、苦しいものにしないために最も大切なこと。それは、自分自身の「最低限度の生活ライン」がどこにあるのかを把握することです。
ゴール(必要な金額)が見えないから、私たちは「もっと貯めなければ」と暗闇の中を走り続け、疲弊してしまいます。しかし、「月10万円」という具体的な防衛ラインが見えていれば、戦い方はいくらでも見つかります。
まだ60代なら何とかなります。
例えば、受給できる年金が月10万円に満たないなら、不足分を週に数回アルバイトをして補えばいい。
もう少し自由に使えるお金が欲しいなら、もう少しだけ働く日を増やす。
年金とアルバイトの収入が、10万円以上あるなら、超えた分を貯金しておくだけで余裕が生まれます。
とてもシンプルな引き算と足し算です。
パソコン一台で数万円が稼げる、ありがたい時代
さらに、今の時代は本当に恵まれています。外に出て体を使う労働だけが仕事ではありません。
パソコンが一台あれば、年齢に関係なく、家にいながらにして月に数万円を稼ぐことができる時代です。
ブログを書く、これまでの経験を文章にする、あるいはちょっとしたオンラインの作業をお手伝いする。
自宅の机にいながら、自分のペースで社会と繋がり、お小遣いを得る手段はいくらでも転がっています。
「現役時代のようにバリバリ稼ぐ」必要はないのです。
自分の生活ラインを支えるための「あと数万円」なら、シニアから始めても十分に手が届きます。
まずは一度、電卓を叩いてみませんか?
老後の不安の正体は、「分からないこと」そのものです。
あなたがこれからの人生を穏やかに、自分らしく生きるために、本当に必要な貯金額はいくらでしょうか?
巷の「老後2000万円説」という一律の数字に踊らされる必要はまったくありません。
今週末にでも、ノートを開いて真面目に電卓を叩いてみてください。
もし「自分で計算するのは面倒だな」「何から手を付ければいいか分からない」という時は、AIツールのGoogle Geminiを利用してはどうでしょう。
「私の今の支出はこれくらいなんだけど、老後はいくら必要かな?」と、お茶飲みの友達に話しかけるように相談してみるのもおすすめです。
客観的な数字として自分の「生活ライン」が見えたとき、あなたの心は驚くほど軽くなり、これからの人生がもっと愛おしいものに見えてくるはずです。
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