70歳、無趣味からの逆転。ひとり暮らしの私が「YouTube投稿」を趣味に選んだ理由
70歳、ひとり暮らし。
かつては「自分には自慢できる趣味なんて何もない」と、淡々とした毎日を過ごしていました。テレビを眺め、YouTubeを流し読みし、気づけば一日が終わる。そんな「消費するだけ」の日々に、少しずつ飽きがきていたのです。
しかし今、私の日常は劇的に変わりました。
「無趣味」だったはずの私が、今では胸を張って「趣味はYouTubeとブログです」と言えるようになった。その変化の軌跡を綴ります。

便利な時代だからこそ感じた「飽き」
今の時代は、本当に便利です。ひとり暮らしでもネットがあれば退屈はしませんし、大谷翔平選手の活躍や韓国ドラマ、相撲中継など、家の中にいながら娯楽に事欠くことはありません。
よく「昔は良かった」という言葉を耳にしますが、私はそうは思いません。50代で職を失い、60歳で貯金ゼロ。あの苦しかった時代に比べれば、月9万円の年金の中で穏やかに暮らせる今は、まさに黄金時代です。
しかし、便利すぎる世の中には落とし穴がありました。スマホやテレビで「誰かが作ったコンテンツ」を消費し続ける毎日は、次第に私の心をすり減らしていったのです。
「観る側」から「作る側」へ。70歳の挑戦
70歳を過ぎ、ネットで稼ぐことは以前より難しくなりました。「ブログはもうオワコンだ」なんて声も聞こえてきます。でも、ふと思ったのです。
「お金のためじゃなく、自分の楽しみ(趣味)として、もう一度発信してみよう」
そこから、私の新しい挑戦が始まりました。YouTubeを観るのをやめるのではなく、YouTubeに「投稿する側」になってみようと決めたのです。
ショート動画が教えてくれた「継続」のコツ
とはいえ、70歳の身で長尺の動画編集をバリバリこなすのは骨が折れます。そこで目をつけたのが「YouTubeショート」でした。
短時間の動画なら、構えず、気取らず、日々の暮らしの断片を形にできます。
「まずはやってみる」
その精神で始めた投稿は、気づけば9か月間、一日も欠かさず続いていました。半年を過ぎたあたりから、ようやく人に対して「趣味はYouTubeです」と、照れずに言えるようになった気がします。
趣味が実益に変わる……はずが、見えてきた「現実」
コツコツと積み上げた動画は、予想もしないプレゼントを運んできてくれました。
チャンネル登録者数が1,000人を突破し、ついに収益化の条件をクリアしたのです。
しかし、ここからが本当の修行の始まりでした。
500本以上のショート動画を投稿し、ようやく迎えた「初めての給料日」。
管理画面に表示された数字は、「1,500円」でした。
YouTubeには「収益が8,000円を超えないと振り込まれない」というルールがあります。2ヶ月目も同じような結果で、私の手元にはまだ1円も入ってきていません。YouTubeで収益を得ることの厳しさを、今まさに痛感しているところです。
実際の動画(500本投稿した70歳の給料日)
1,500円という数字が教えてくれたこと
普通に考えれば、500本も作って、9ヶ月も毎日投稿して、手元に現金が残らないなんて「割に合わない」と思うかもしれません。
でも、不思議と悲観はしていません。
その1,500円の内訳は、私の動画を見てくれた誰かの数秒の積み重ねです。
「866回も再生され、2人の方が高評価を押してくれた」
その事実が、何もしなければゼロだった私の毎日に、確かな手応えを与えてくれました。
かつて職を失い、貯金ゼロで途方に暮れていた60代の自分に教えてあげたい。
「70歳になったお前は、自分の力で1,500円を生み出しているぞ」と。
「小さな稼ぎ」が、目減りする年金の盾になる
最近、私は令和8年度(2026年度)の年金改定についての動画を制作しました。
数字の上では年金額は増えます。しかし、物価高や保険料の負担増を考えると、実質的には「通帳の数字は増えても、買えるものは減っている」というのが残酷なリアリティです。
ここで私が提案したいのが、月5,000円でも1万円でもいい、自分自身で生み出す「小さな稼ぎ」への挑戦です。
私のYouTube収益は、まだ月1,500円。振り込み基準の8,000円には届いていません。
それでも、この自分で生み出したお金は、国から振り込まれる年金とは全く違う重みと輝きがあります。
それは金額以上の「心の盾」となって、将来への不安から私を守ってくれているのです。
【令和8年度 改定】年金は増えるが「買えるもの」は減る。
70代、ひとり暮らしを彩る「新しいルーティン」
今の私の朝は、経済番組を観ながらの朝食から始まります。
午後は散歩と買い出しで体を動かし、夕方からは時代劇を楽しみます。ここまでは以前と同じ。
でも、夜のルーティンの最後に「動画の投稿」と「ブログの更新」が加わりました。
「今日は何を作ろうか?」「どんな言葉を届けようか?」
そう考えるだけで、昨日までの単調だった景色が少しだけ鮮やかに見えてくるのです。
60代、どん底から這い上がってきた経験があるからこそ、今のこの穏やかで、かつ刺激のある毎日がどれほど幸せかを感じています。
無趣味であることを悲観する必要はありません。
「観る」ことに飽きたなら、次は「作る」ことに手を伸ばしてみませんか?
70歳のひとり暮らし。私の本当の楽しみは、これから始まる予感がしています。
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