本格的な農業がしたいわけではなく、田舎暮らしをしながら、趣味で農業をしたいという人もいるのではないでしょうか。
わたしは60代を過ぎて、趣味的な農業がしたいと思ったので始めました。
幸い田舎の実家が農業をやっているので、時々帰って農業の手伝いをしています。
小さい農家ですから農業だけの収入で食べて行けるわけでもなく、自分の家で食べて行けるだけのコメや野菜を作って自給自足の気楽な農業です。
65歳から趣味程度の農業がしたい
65歳以降に専業でやるのではなく、趣味で農業がしたいと思ったので、まずは野菜作りを手伝っています。
自分の家で食べる程度の野菜ですから、苗も種類別に5本くらいづつ植えてみました。
野菜の種類としては、なす、キュウリ、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、白菜などを作っています。
そしてジャガイモ、さつまいも、かぼちゃと言った感じで、いろいろと作っているのです。
趣味ですから何でも作るのですが、放っておくと草ぼうぼうになるので困ります。
趣味程度の農業がしたいと思ったら、冬以外は草刈りや草取りも覚悟しないといけません。
米が収穫できました
今年も9月上旬に稲を刈り取ってもらい、20kg入りの袋で21袋の収穫ができました。
家族が食べる分として、倉庫に保管してあります。
米はまだ精米前のモミの状態で保存していますから、毎月精米機で米をついて食べるのです。
小さな精米機も自宅にあるので、モミから白米にする過程を楽しみむのも趣味になっています。
これで一年間食べる分のお米の心配も必要なくなりました。
また来年の5月に田植えをしようと思っています。
農業がしたい人にはそばの栽培も楽しい
8月には猛暑の中で、そばの種をまくのを手伝ってきました。
そばの種をまいてしまえば、秋の収穫までほったらかしですから、暑さを我慢できれば楽な仕事です。
秋に収穫する時には農協に頼んで刈り取ってもらいます。
刈り取を自分でやろうとした場合は、家に機械があるわけではありませんから、畑の端から端まで自分の力で刈ることになるのです。
長い時間をかけてそばを刈り、そして少しずつ束ねて、畑の中に立てかけて乾燥させます。
これを人力でやると腰は痛いし、時間もかかって非常に大変な作業なのです。
そして乾燥が終わると叩いて、そばの実を落とさなければなりませんから、さらに時間がかかります。
ですから、いまはそばを機械で刈り取ってもらい、ソバの実だけを自宅で乾燥させることにしました。
そばは天日で乾かすといいらしい
庭にブルーシートを広げて、天日でそばの実を乾燥します。
この天日で乾燥させるところが、おいしいそば粉になる要因なのかも知れません。
そして農協で乾燥具合を調べてもらい、乾燥OKの許可が出たら、選別して袋に入れて出荷となるわけです。
たくさん出荷するわけではありませんが、キロいくらで売れるのか楽しみもあります。
自分で栽培したそばを食べるのは美味しい
来年用の種として一袋残して、10kgは自宅で食べるため粉にしています。
自分の家で採れたそば粉を使って食べるそばは、そばの香りがしてとてもおいしい。
毎年、自家製のそば粉でそば打ちをして、年越しそばを食べることが恒例になっています。
こういった感じでそば栽培も、趣味と実益を兼ねた仕事になっているので楽しいのです。
農業がしたいと思っても、土地がないとできませんが、田舎に田んぼや畑があると田舎暮らしも楽しくなってきます。
老後の暇つぶしにもなるので、農業がしたいやりたいと思った時に、田舎暮らしを兼ねて手伝いを始めました。
いつまでできるか分かりませんが、農業も趣味でやると楽しいですね。