何かを諦めたらそこから新しい生き方が始まった話です。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」何て言う人がいますが、試合ならまた別の試合がありますから、そこで頑張ればいいだけです。
わたしの場合は「会社で働くのを諦めたらそこで終了ですよ」と、会社は潔く諦めて、別な場所で生きることにしました。
サラリーマンというプロの世界で、契約社員で働いていたら契約終了で、自由の身になってしまったからです。
最初はどこかで雇ってくれると思っていたのですが、どこも雇ってくれません。
会社の場合は60歳とか65歳くらいまで走るコースがあります。
でもわたしはサラリーマン人生を走っている途中で、棄権せざるを得ませんでした。
まだまだ走れるというファイティングポーズを示したのですが、会社の人事部の人はもう限界と判断されたみたいです。
そういう理由で、サラリーマンコースを諦めていたのですが、それ以来無職となり暇を持て余していたので、そこから個人ランナーとして自由参加のできる、距離無制限コースに挑戦することにしました。
個人事業主の自営業です。
諦めたらそこから新しい試合が始まる
還暦も近かったのできついコースだと分かっていたのですが、失業中に貯金も使ってしまい、今後の年金だけでは暮らせないことも分かっていたのです。
ですから、孤独と暇をエネルギーにして猛特訓を一年程やってみたのです。
すると、何とか距離無制限コースに臨むだけの体力がついてきました。
会社というグランドからは逃げ出してしまいましたが、世の中には自由というグランドが無数にあったのです。
そのグランドで戦うために、しっかり足腰を鍛えて、自由に生きられる距離無制限のコースを選択しました。
諦めたらそこから距離無制限コースに挑戦
60代になろうとしているのに、距離無制限コースに挑戦するのですから、しっかり準備運動もして一年間猛特訓をして精神面も鍛えたのです。
そして満を持して60歳からネットデビューしました。
インターネットとパソコンがある時代ですから、サラリーマンはできなくても自由なコースで、お金を稼げる時代です。
あの頃は会社を諦めたら試合終了だと信じ込んでいたのですが、今では諦めたおかげで新しい生き方を発見できました。
何かを諦めてもそこで人生という試合は終わりません。
人生という試合は結構長いし、あっちこっちでいろんな試合が行われています。
ですから「この試合負けた」と思ったら、潔く次の試合で頑張るほうが身のためです。
50代中盤というのにこれじゃあ、負けたと思いました。
手取り15万円で終わった?そして自由になった!
諦めたらその先に新しい道ができる
仕事もなく無職で家に引きこもっていた50代後半の頃は、自信の無い生き方をしていましたが、というより会社で働いていた時も自信はなかったと思います。
さらに60歳までに老後資金と思っていた貯金まで使って、貯金ゼロになった時は完全に自信喪失していました。
それが、猛特訓をして自由なコースを走り出したら、ストレスもなくなって、なんというか自信が出てきたのです。
自由に生きるという生活が自分に合っていたのかも知れません。
自分でお金が稼げるようになると、継続的な根拠もないのに不思議な自信が湧いてきたのですから、自由という生き方は素晴らしいと感じています。
何かを諦めても人生という環境を変えられるのは自分だけ
60代ですから年金も受給できたし、と言っても年金だけでは暮らせません。
今のところ自営業でネットの仕事をボチボチやっているので、会社で働くことなく60代も70代も、自信をもって自由に生きていけそうです。
何かを諦めても、人生という環境を変えられるのは自分だけですから、自分の考え方と行動次第で何とかなるもんだと実感しています。
老後という人生のアディショナルタイムは結構長い。
もうひと試合も二試合もできそうです。
アディショナルタイムとは、サッカーにおける用語。競技者の交代、負傷者のアピールや怪我の程度の判断、負傷者の搬出などにより空費された時間を指す通称で、「追加時間」とも言われている。これらの理由により試合が空費された時間は相手チームにとって不公平であるため、公平を期するための猶予時間を相手に与えようというのが趣旨である。
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