「このままではいけない」60歳貯金もない、仕事もない、地域に友達もいない。
ないないづくしのモラトリアムおじさんは、老後についてどう考えているのでしょう。
まずは生活のために収入源を確保しなければなりません。
そこでモラトリアムおじさんは、60歳から小さな起業を考えてみました。
モラトリアムおじさん60歳から小さな起業を考える
60歳定年どころか55歳で解雇され、雇ってくれるところもなく50代を終わろうとしている時、小さな起業を考えてみたのです。
老後資金も使い果たして、年金までの空白期間を10年早く体験中でした。
人よりいち早くモラトリアムおじさんになって、家の中に引きこもっていたのです。
生活に変化や刺激を求めていても、肝心のお金が底をついて行動することもできずにいては「セカンドライフモラトリアム」と呼ばれても仕方ありません。
「このままではいけない」とモラトリアムおじさんはいつも考えていました。
「このままではいけない」とモラトリアムおじさんは行動した
このままではいけないという思いが強くなって、モラトリアムおじさんの脳みそに変化が起きたのです。
インターネットとパソコンを使って、自分の力でお金を稼ごうと行動を起こしました。
モラトリアムおじさんは変化や刺激を好むものの、行動は慎重で控えめです。
生きるために大切で必要なお金がなくては、社会に取り残される不安よりも、老後をどう生きていくかの不安でいっぱいでした。
人とのつながりがなかったことが幸いして、数年間自宅に引きこもってネットで稼ぐ方法を模索してみたのです。
インターネットを駆使して、新しい働き方を見つけました。
ホームページ作りができると、家にいながらでもお金が稼げるという、とんでもない方法がネットの中にあったのです。
普通はそんな話は疑うものですが、あの有名なグーグルとなったら話は変わってきます。
あのグーグルの広告をホームページに載せられるというのですから、やらない訳にはいきません。
モラトリアムおじさんは、この方法にセカンドライフをかけることにしました。
小さな起業準備は老後への大きな挑戦
日々ホームページ作りの習得に精を出して、作り方を覚えたのです。
と言っても今の時代はいいホームページ作成ソフトがあるので、操作方法さえマスターすれば作る事ができます。
第一段階のホームページ作りの問題を突破して、自分でテーマを決めてページ作りをしてみました。
なぜこんなにスムーズにホームページに取り組めたのかというと、この作業に変化や刺激があって楽しかったからです。
まずは最初の目標としていた、サイト審査に合格することでした。
ある程度のページを作って審査に出してみたら、見事審査に合格してグーグルの広告が掲載できるようになったのです。
小さなネット起業はお金を稼ぐのも大変
記事を書いてページ作りをして、広告を載せるだけでお金が稼げると思っていました。
ところがいくらページを作っても全く稼げないのです。
なぜなのか調べてみると、ホームページを作っただけでは稼げないという壁にぶち当たってしまいました。
集客というとんでもなく難しい問題ですから、モラトリアムおじさんとしては、過去の経験を生かすしかありません。
その過去の経験と言ってもネットで調べれば何かわかるのではないかというくらいですから、ネットで調べるしかないのです。
ネットで調べてみると「稼げるまで諦めないでやり続ければ稼げる」という、何とも無責任な情報が書いてありました。
確かにいつ稼げるか分からないことを始めたのですから、ここまで来たらやるしかないと思って、孤独と不安をエネルギーに変えてみたのです。
まだ60歳でしたから体力的にも頑張りが効いたので、寝る間も惜しんでページ作りに没頭してみました。
半年が過ぎた頃にもしかしたらという、手ごたえを感じてきたころです。
60代は年金と小さな起業で老後資金作り
老後資金に貯めたはずのお金も底をつき、60歳で貯金ゼロの状態の時に年金のお知らせが届きました。
モラトリアムおじさんは、61歳となって厚生年金が受給できたのですが、4万3千円の年金ではどうしようもないので、国民年金も繰り上げて受給したのです。
これで節約すれば何とか生活できる状態なので、ますます引きこもりながらページを作ってみました。
すると年金がもらえるとほぼ同時くらいに、ネットからの収益が振り込まれたのです。
年金とネット収入によって、普通の生活が維持できるようになってきました。
これは凄いことが起きたと思ってからは、ますますページ作りに没頭してセカンドライフは、個人事業主の開業届を出して自営業を始めるまでになったのです。
何とか老後に向かって老後資金を貯める余裕も出てきたのですが、引きこもりが長く続いたせいか、地域とのかかわりもなくモラトリアムおじさん状態は続いています。
小さな起業のおかげで生活に余裕のできたモラトリアムおじさんは、引きこもりを脱却するためブログを始めることにしました。
交友関係が広くなく、社会に取り残されていく不安を感じているモラトリアムおじさん達に、インターネットとパソコンで仕事はできるということを伝えていきます。
「このままではいけない」と思ったら、お金のかからない小さな起業はどうでしょう。