仕事は何をやっても大変だが、40代で非正規社員で働いてみて、お金を稼ぐ大変さをより実感した。
非正規雇用には次のような働き方がある。
パート、アルバイト、契約社員、派遣社員、嘱託社員など。
これらの非正規社員は、雇用契約を締結する時点で雇用期間が「1年」とか「3か月」などと定められるが、企業側の都合で更新されない場合もある。
非正規社員で働くメリットとデメリット
非正規社員で働くことを検討する際には、メリットとデメリットをよく理解した上で、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った働き方を選択することが重要となる。
そこで、非正規社員で働くメリットとデメリットについて解説。
非正規社員で働くメリット
- 自分のライフスタイルに合わせて働きやすい勤務時間や曜日、場所などを柔軟に選ぶことができるため、育児や介護、学業との両立がしやすくなる。
短時間勤務を選択できる場合が多く、家事や趣味の時間など、仕事以外の時間を確保しやすい。 - 収入が見えやすい基本的に時給制で働くため、働いた時間に応じて収入が明確になる。
残業や休日出勤が少ないため、収入が大きく変動する可能性が低くなる。 - 比較的、他の職場に移るのが簡単正規雇用と比べて契約期間が短いため、転職しやすいというメリットがある。
複数の職場で働いたり、フリーランスとして活動したりなど、働き方の選択肢が広がる。 - 大きな責任がない正社員と比べて、管理職やプロジェクトリーダーなどの責任ある立場になる可能性が低くなる。
自分の業務に集中して、ワークライフバランスを保ちやすい環境と言える。
非正規社員で働くデメリット
- 雇用が不安定契約期間が定められている場合が多く、更新されない可能性がある。
景気悪化などの影響を受けやすく、雇止めや解雇のリスクがある。 - 賃金が低い正社員と比べて、賃金水準が低い傾向がある。
昇給や賞与、退職金などの福利厚生が少ない場合が多い。 - キャリアアップが難しい正規雇用と比べて、昇進やスキルアップの機会が少ない場合がある。
専門的なスキルや知識を身につけることが難しく、キャリア形成が限定される可能性がある。 - 社会保険や福利厚生が充実していない健康保険や厚生年金などの社会保険に加入できない場合がある。
雇用保険や各種手当などの福利厚生が少ない場合が多い。 - 将来設計が難しい収入が不安定なため、住宅ローンや結婚など、将来設計が難しい場合がある。
老後の生活資金を貯蓄することが難しく、将来への不安を抱える可能性がある。
非正規社員で働くメリットとデメリットまとめ
非正規社員で働くには、自分のライフスタイルに合わせて働きやすい、収入が見えやすいなどのメリットがある一方で、雇用が不安定、賃金が低いなどのデメリットもある。
40代、50代から非正規社員で働くことを検討する際には、これらのメリットとデメリットをよく理解した上で、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った働き方を選択することが重要。
【体験談】40代、50代非正規社員で働く末路がこれだ!
時給という働き方に夢や希望が持てるのか。40代で非正規社員で働くとその後の人生と末路はどうなるのか。
筆者は45歳の時に勤めていた会社が倒産し、40代後半から50代を非正規社員として働いたことがある。
そして50代の末路は、やはり失業し無職になっていた。
50代となると再就職は40代より難しくなって、再就職で悩んでしまう。
同じように非正規社員として働くなら、とにかく貯金できるような働き方をしないといけない。
非正規社員として一生懸命働いていても、結局会社の都合で失業することになるからだ。
非正規社員で働いた体験と50代の末路
私が働いた工場では、多くの40代、50代の非正規社員が働いていた。
もちろん、40代、50代だけではなく、20代、30代の非正規社員もいた。
休憩時間に話をするとなると同じ年代となってしまう。
人それぞれにいろんな事情で、非正規社員として働いていることを聞くと、生きていくことも働くことも大変だと感じた。
40代なら非正規の仕事でなくても、正社員で働くこともできそうだが、40代という年齢は即戦力となれる人材でなければ、雇ってもらえない。
仕事が見つからないからと言って、40代から非正規で働いてしまうと、みじめな末路ではすまない人生になってしまう可能性が大きい。
非正規社員で働いて夢や希望が持てるのか
それを実感したのが時給という働き方だ。
正社員で働いている場合40代後半にもなると、それなりに給料もいいしボーナスもあるだろう。
しかし、40代で非正規社員になって工場で働いていると、時給千円前後となってしまい、ボーナスも期待できない。
非正規社員でもボーナスがないわけではなく、夏と冬に1万円もらえた。
私は3交替という働き方をしたが、ひと月は生活できるが余裕を持った生活は難しかった。
貯金ができないほどの収入ということは、生活はできてもただ歳をとるだけで、夢も希望もない人生になってしまう。
いつ失業するか分からない状況で、非正規社員として働きながら未来を変えるにはどうすればいいのだろう。
そういったことを考えながら、契約社員として工場で働いた50代の末路は、やはり失業だった。
50代で非正規社員になって工場で働いてみた体験
工場での非正規社員としての仕事は、体力を必要とする仕事や立ち仕事で単純作業となる。
体力を必要とする仕事で、重い材料を持ち上げるのはきつかったが、自分のペースで工場内を回って作業できるのは、運動にもなって、自分としてはそれほど苦にならなかった。
しかし、コンベアーの前での立ち仕事は単純作業で、機械が止まらない限り手を止めることができない。
自分のペースでなく機械のペースで仕事をするのはつらい。
特に夜勤の時の朝方は眠くても睡魔との戦いで我慢することもあって、仕事が終わるとホッとした。
お金を稼ぐために働くにしても、毎日毎日ベルトコンベアーでの、立ち仕事で単純作業には夢も希望もない。
夢も希望も感じないのは安い時給ということもあって、貯金が増えないこともあった。
「貯金ができたらやめてやる!」と思っても……、どうにもならない。
そんな時、二交代の12時間作業をすることになった。
50代の体はきついが、まだまだ頑張れるし、お金を貯めるにはやるしかない。
非正規社員ならお金を貯めないと働き方を変えられない
毎日毎日、立ち仕事の単純作業から抜け出すことを考えながら働いていた。
さすがに12時間働くとお金は稼げる。
特に夜勤の場合は夜勤手当もあるので、どうせ働くなら夜勤だけやりたいほどだった。
やはり、お金がたまってくると日々の安心感が違う。
12時間作業はつらいけれど、慣れてきたらこのまま60歳までは働きたいとも思えてきた。
60代になれば年金ももらえるし、それまでに老後資金を貯めておけば何とかなる。
そんな希望を打ち砕くように、人間万事塞翁が馬がやってきた。
非正規社員で働いた50代の末路は「契約満了」で終わった!
「契約満了」ということで50代後半で失業だ。これが非正規社員で働いた50代の末路だろうか。
50代でまたハローワークに通って職探し、状況はさらに悪くなって、いくら相談しても雇ってくれるところはない。
失業給付金の支給も終わって、預金を取り崩しての生活が始まった。
このままでは、今まで働いて貯めた老後資金もなくなって、元の木阿弥状態になってしまう。
しかし、今回は50代を12時間作業で頑張ったおかげで、数年は暮らせるくらいの貯金があったので、仕事探しで焦ることはなかった。
やはり、失業してもある程度暮らせるお金を貯金することは大切だ。余裕があれば働き方も変えられる。
この時から非正規社員で働かないでも暮らせるような、自由な生き方を目指して60代に突入した。
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